週記 20231016~20231022

 今週も全体的にはやる気が出ていない。基本的に週記以外の記事を出せていない週は良くなく、今週に関してはさっき無理やり一つ出したけど……という程度。そういう調子が悪いときがもう1ヶ月以上続いている。どうにもならないな。

NeRF

 プルリクエストはあまり作業を進められていない。このままわりと放置されてしまう未来が見える。なんとかしなければ。

 重い腰を上げてGaussian Splattingを見始めた。大まかな考え方はわかりつつある。あとは実装ができるかどうか。まぁNeRFもGaussian Splattingも、これがどこまで性能良くなったとして意識を持つとは思えないのだけど……。

読書

 面白かった。本質的にはクオリアというものが実在の脳とどのようにして結びつくのか、というハードプロブレムについては、IITはそれを公理として前提としているので、結局解決にはなっていないのではないか? でもむしろ実在ってそういうものなのかもしれないと思う。だいたい、なにか物が実在していることだってそれの根拠を問われたら難しいかもしれない。「情報が統合されると意識が生まれる」というのがこの世界の理屈であるならば、それはそういうものとして受け入れるのでよく、僕はそういう受け入れ方にそこまで抵抗は感じない。

 グローバル・ワークスペースがどういうものなのか。今どきの世界モデル系だったり、Transformerでいろんなモダリティをまとめますみたいな手法だったりが、近いところまで来ているのかどうか。ただ、世界モデル系での統合だと、そのまとめた表現ベクトルそのもので遷移を考えてしまうことが多く、この本での主張だと世界モデルはグローバル・ワークスペースとやり取りする1モジュールに過ぎないので、その役割の大きさが異なるようには感じた。

 確かに、表現ベクトルが常に次ステップの予測と紐付いていないといけないとすると、構造に制約が大きすぎる気がする。色とか空間についての知識は、別に時間によらないと考えて良いので、そこは遷移構造がなさそう。世界モデルを使って任意のタイムステップ予測をしたいことなども考えると、世界モデルはモジュールとしてある程度切り離されて、操作可能なものになっていてほしいとは思う。

 ボードゲームにおいてMCTSを行うことを考えると、世界モデルとは別に探索して情報を展開・集約するコントローラが必要だ。グローバル・ワークスペースってある意味ではこのMCTSの探索木の方に近いのだろう。多分そういうところになにかあるはず。自分では研究できる時間も体力もないけれど。

AHC025

 やる気が出なかった。どちらかといえば手を付けたかったタイプの問題には思えたが、AHCに費やす時間があったらちょっとでも論文読みを進めるべきだな……という気持ちが振り払えず、かといって論文をちゃんと読んでいたかというとそうでもないという空虚な感じ。

その他

 ちょっとずつ状態が上向いているとは思うのでなんとかなってほしい。